働きやすい職場づくり-ユニーク社内制度

働きやすい職場づくり-ハラスメント解説

<女性上司が男性部下へボディタッチ>

【概要】

香川県のある町の女性職員が、部下の男性職員にセクハラをしたことを理由に、懲戒処分を受けた。具体的には、次の内容が特徴的である。

1.40代の女性職員が、部下の男性職員の肩や背中を何回も触った。時には、ズボンに手を入れて、腰付近を触っていた。 2.男性職員が町役場に被害を訴えて、セクハラが発覚した。明らかに不必要なボディタッチであると認定された。 3.この女性は、減給1か月の懲戒処分が下された。本人は、「仲良くしたかった」と話している。

【ワンポイント解説】

 上司である女性職員から部下男性へのセクハラという点が特徴的である。

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働きやすい職場づくり-ハラスメント解説

<個室に呼び出し、3時間以上高圧的に批判>

【概要】

石川県のある市は、病院に勤務する30代の男性技師に対し、パワハラを理由に懲戒処分を行った。具体的な内容は、以下の通りである。

1.技師は、同じ職場の職員4人を個室に呼び出し、3時間以上にわたって、一方的かつ高圧的に叱責を繰り返した。 2.その後、被害を受けた職員が外部機関に相談したことで、事案が明るみに出た。 3.この行為に対し、技師には「減給1か月・10分の1」の懲戒処分が科された。また、当時の管理監督者についても、監督責任を問われ、戒告処分となった。

【ワンポイント解説】

 今回のように、個室での叱責は、周囲に晒されないという意味では、表面的には「配慮がある」ように見えるかもしれない。

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働きやすい職場づくり-ハラスメント解説

<佐賀県教諭、酒席でのトラブルで懲戒免職>

【概要】

佐賀県内の公立中学校に勤務する男性教諭が、セクハラで懲戒免職となった。具体的には、次の内容が特徴的である。

1.男性教諭は、懇親会の1次会で同席した女性教職員に、本人の同意なく複数回キスをした。2次会でも、同様の行為を繰り返した。 2.被害女性が同僚に相談し、事態が発覚した。学校および教育委員会が男性教諭に聞き取りを実施し、加害者が行為を認めたため、懲戒免職を決定した。 3.この男性教諭は、「酒が進み気分が高揚していた。被害者に精神的苦痛を与え申し訳ない」と謝罪した。

【ワンポイント解説】

 いわゆる酒席でのトラブルである。こうした事例は、どの職場でも発生するリスクがある。

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働きやすい職場づくり-ハラスメント解説

<「考え方が非常識・親の顔が見たい」>

【概要】

ある出版社から書籍編集業務を委託されていた元フリー編集者の女性が、出版社に対して、損害賠償を求めて提訴した。具体的には、次の内容が特徴的である。

  • 東京地裁は、フリー編集者に対する出版社社員の言動が、「業務の適正な範囲を超えていた」として、約60万円の支払いを命じた。
  • この社員は業務遅延を理由に、「考え方が非常識」、「親の顔が見たい」といったメールを送付した。また、深夜に不要な電話で年齢・出身地を尋ねていた。

3.裁判所は、女性の名誉感情が傷つけられたと判断した。

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働きやすい職場づくり-ハラスメント解説

<若手研究員、厳しい指導・叱責で自殺>

【概要】

大手炭素製品メーカーの研究員(当時25歳)が、自殺を図った。

両親が「厳しい指導が原因」として、会社と元上司に約9,000万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。

具体的には、次の内容が特徴的である。

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<パワハラ同僚目撃も通報なく、休職>

【概要】

ある市でパワハラ事案が発生し、「謝罪」と「処分」が行われた。具体的には、次の内容が特徴的である。

1.市長は定例会見で、市職員によるパワハラの発生について謝罪した。 40代の課長補佐級の職員が、同じ部署の部下に対して威圧的な発言や不適切な指摘を繰り返していた。
特に、能力や人格を否定するような言動や、執拗な文章修正の指摘が日常的に行われていたことが明らかになっている。

2.被害にあった職員は、病気療養のため休職することとなった。
職員の家族からの相談を受けて、市が調査を開始した。

3.市はこの事案をパワハラと認定し、該当職員に減給10分の1および3カ月の懲戒処分を下した。
該当職員の所属部長と課長も管理責任を問われ、文書訓告の処分を受けている。

4.威圧的な言動などは普段から同僚も目撃していたが、残念ながらパワハラ通報の声は上がらなかった。

【ワンポイント解説】

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<カスハラ自殺で、労災認定>

【概要】

ある住宅メーカーの男性社員(当時24歳)が自殺した。柏労働基準監督署は、「カスハラなどで精神障害に罹患した」として労災認定した。具体的には、次の内容が特徴的である。

1.この男性は、注文住宅販売の営業だった。住宅を新築中の顧客に、追加費用が必要になった旨を説明したことをきっかけに、叱責を受けるようになった。休日に電話に出なかったことで、怒鳴られることもあった。
2.また、携帯には「そんなんじゃ、銭なんか払えねえぞ」「すいませんで済むか、おめえ」などとまくし立てる音声が残されていた。現場監督責任者とともに顧客宅を訪れて謝罪したところ、20分ほど一方的に話を聞かされ、「バカ」などと責められた。
3.労災認定では、クレームの相談・報告体制のルールが会社側に存在していなかったことや、会社側の不適切な対応も問題視された。

【ワンポイント解説】

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<しあわせ一時金制度>

【概要】

ある総合住宅メーカーでは、しあわせ一時金制度を設けている。具体的には、次の内容が特徴的である。

1.しあわせ一時金制度とは、社員の出産、育児を支援する制度である。
2.1人目の出産時には30万円、2人目は50万円、3人目以降は1人につき100万円の出産祝い金を支給することとしている。

【ワンポイント解説】

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【連載】働きやすい職場づくり-ユニーク社内制度

<自社拠点活用の「ワーケーション制度」>

【概要】

あるDX推進事業を行う会社では、自社拠点を活用した「ワーケーション制度」を導入している。具体的には、次の内容が特徴である。

1.この会社は、全国11か所に拠点を設けている。事業活動例としては、東京での獲得案件を地方のエンジニアが担当する等にように、居住地に捉われない働き方である。こうした中、”一緒にチームを組んだ、○○さんに直接会いたい”の声が上がった。
2.そこで、「ワーケーション制度」を導入した。期間を、1~5日内で設定し、所属以外の拠点を一つ定め、期間中の過半はその拠点への出社を義務付けることとした。

【ワンポイント解説】

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