働きやすい職場づくり-ハラスメント解説

< いじめ・嫌がらせ 14年連続最多 >

【概要】

厚生労働省は、「令和7年度 個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表した。

具体的には、次の内容が特徴的である。

なお、改正労働施策総合推進法に規定するパワハラ相談は同法に基づき対応されるため、「民事上の個別労働紛争におけるいじめ・嫌がらせ」の件数には計上されていない。

1.総合労働相談件数は119万8,010件、18年連続で100万件を超え、高止まり傾向である。
2.個別労働関係紛争の相談では、「いじめ・嫌がらせ」が55,614件(前年度比1.1%増)で、14年連続最多であった。
3.いじめ・嫌がらせの相談事例は次のとおりである。
<事例>
特定の同僚から怒鳴られ、無視されたりするようになった社員が、当該同僚と日常的に関わらない業務にしてほしいと、上司や事業主に相談したが、「小さな会社なので対応は難しい」と、申し出を退けられた。

【ワンポイント解説】

 労働相談件数が18年連続で100万件を超えており、労使トラブルが、依然として高い水準にある。

また、「いじめ・嫌がらせ」に関する相談が14年連続で最多となっている点も注目される。

 相談事例では、社員が同僚から怒鳴られ、無視されていたが、労働施策総合推進法上のパワハラに該当するには、

続きを閲覧するには有料会員登録が必要です。

働きやすい職場づくり-ハラスメント解説

<書類を机にたたきつけ、ごみ箱を足蹴り>

【概要】

福岡県警は、部下や同僚3人にパワハラを行ったとして、男性巡査部長を減給処分(1か月)とした。具体的には、次の内容が特徴的である。

1.この男性巡査部長は、同じ係の部下や同僚3人に対し、データ入力ミスなどを理由に「ミスが多すぎる!」などと執拗に叱責していた。
2.書類を机にたたきつけたり、ごみ箱を足で蹴ったりするなど、威圧的な行為もしていた。
3.巡査部長は「ハラスメントに関する自覚が足りず、部下や同僚に申し訳ない」と反省の意を示している。

【ワンポイント解説】

 今回の事案では、日常的かつ執拗な叱責に加え、書類を机にたたきつけたり、ごみ箱を足で蹴ったりする威圧的な行為も確認されている。

続きを閲覧するには有料会員登録が必要です。
error: Content is protected !!