<カスハラ自殺で、労災認定>
【概要】
ある住宅メーカーの男性社員(当時24歳)が自殺した。柏労働基準監督署は、「カスハラなどで精神障害に罹患した」として労災認定した。具体的には、次の内容が特徴的である。
1.この男性は、注文住宅販売の営業だった。住宅を新築中の顧客に、追加費用が必要になった旨を説明したことをきっかけに、叱責を受けるようになった。休日に電話に出なかったことで、怒鳴られることもあった。 2.また、携帯には「そんなんじゃ、銭なんか払えねえぞ」「すいませんで済むか、おめえ」などとまくし立てる音声が残されていた。現場監督責任者とともに顧客宅を訪れて謝罪したところ、20分ほど一方的に話を聞かされ、「バカ」などと責められた。 3.労災認定では、クレームの相談・報告体制のルールが会社側に存在していなかったことや、会社側の不適切な対応も問題視された。 |
【ワンポイント解説】
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<しあわせ一時金制度>
【概要】
ある総合住宅メーカーでは、しあわせ一時金制度を設けている。具体的には、次の内容が特徴的である。
1.しあわせ一時金制度とは、社員の出産、育児を支援する制度である。 2.1人目の出産時には30万円、2人目は50万円、3人目以降は1人につき100万円の出産祝い金を支給することとしている。 |
【ワンポイント解説】
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<自社拠点活用の「ワーケーション制度」>
【概要】
あるDX推進事業を行う会社では、自社拠点を活用した「ワーケーション制度」を導入している。具体的には、次の内容が特徴である。
1.この会社は、全国11か所に拠点を設けている。事業活動例としては、東京での獲得案件を地方のエンジニアが担当する等にように、居住地に捉われない働き方である。こうした中、”一緒にチームを組んだ、○○さんに直接会いたい”の声が上がった。 2.そこで、「ワーケーション制度」を導入した。期間を、1~5日内で設定し、所属以外の拠点を一つ定め、期間中の過半はその拠点への出社を義務付けることとした。 |
【ワンポイント解説】
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